更新日:2021年7月29日
「宗像市史」全9巻は、平成6年から同11年にかけて刊行され、市の歴史文化を知る基本資料です。その後、玄海町・大島村との合併を経て、市域は山間部から海岸・島嶼(しょ)まで、多面的な顔をもつようになりました。合併後の新市制10周年にあたって、市の自然・歴史を総合的に捉え、さらに近年の新しい発見を盛りこんだ「新修宗像市史」をつくることとなりました。
ここが新しい!「新修宗像市史」
海に開かれた市を東アジア世界の交流拠点という性格を明らかにします。これは、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」や宗像大社を、より広い視野で見直すことになります。本年度に「いせきんぐ宗像」としてグランドオープンした国指定史跡「田熊石畑遺跡」の調査・保存の成果を盛り込み、古代ムナカタの新たな歴史像を示すことになります。
みなさんと共に作り上げます
編さん作業は専門家だけでなく、市民やコミニュティ、大学などと協力して進めていきます。集められた資料類は、将来、市民が幅広く活用できるよう、普及版書籍の刊行や学校教材としての副読本作成なども検討しています。
編さん期間は、平成27年度から同31年度までの5年間で、その後、刊行計画を定めます。市史の編さん事務局は、海の道むなかた館にあります。
すでに、寺社建築の調査では、専門家の指導の下で市民有志による現地調査も始まり、少しずつ基礎的な資料が集まりつつあります。
今後は、昔のくらしの聞き取りや民家・古文書の調査など、市民のみなさんの協力が欠かせない作業が出てきます。
親しみのある充実した市史を作り上げるため、協力をお願いします。
(市史編さん事務局・牛嶋英俊)
整備された「いせきんぐ宗像」
現地調査中の市民協力員のみなさん
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教育部 世界遺産課
場所:海の道むなかた館
電話番号:0940-62-2600
ファクス番号:0940-62-2601