更新日:2021年12月15日
令和4年7月に世界文化遺産『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』が登録5周年を迎えます。その節目に先駆け、令和4年1月8日(土曜日)から古墳時代の宗像の人々に関する特別展を開催します。
今回の特別展の見どころのひとつが、金銅製飾履(下写真)です。「飾履」とは、飾りを施した黄金に輝く靴で、日本国内で20例しか確認されていない大変貴重なものです。朝鮮半島の王族クラスの副葬品として用いられ、日本でもごく一部の人々にしか副葬されなかった「王者の装い」といえます。ところが、宗像地域ではこの飾履が平凡な古墳から出土し、副葬品と古墳のレベルが釣り合っていないのです。詳しいことは分かっていませんが、宗像地域では普通の人々でも貴重な品々に触れる機会が多かったのでしょう。実物を見られるのは九州でもここだけです。(文化財職員・太田)
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