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時間旅行ムナカタ第100回

更新日:2021年8月11日

間旅行ムナカタ100回記念バックナンバーにみる宗像の歴史

 今回は、過去99回の時間旅行ムナカタを「郷土ゆかりの人物」「遺跡・遺物」「民俗・その他」の3つのジャンルに分け、興味深い記事を紹介します。気になる回は、ぜひバックナンバーでご覧ください。それでは宗像の歴史トピックスをみていきましょう。

 

郷土ゆかりの人物

  • 黒田官兵衛(第36回)

第36回「黒田官兵衛、宗像へ」では、平成26年のNHK大河ドラマで取り上げられ話題となった黒田官兵衛と宗像との関係を紹介しています。宗像が官兵衛晩年の隠居領(隠居した人に与えられた領地)であったことから、野坂にある西福寺や上八の承福寺には黒田家や官兵衛の発した古文書が大切に残されています。

第6回「宗像出身の新選組隊士 立川主税」では、鐘崎出身で新選組の隊士となった立川主税という人物について紹介しています。立川は各地を転戦し、函館戦争では土方歳三の最後にも立ち会いながら危機的な局面を生き抜きました。なお、彼は人生の後半期に意外な転身をはかっていて、少しばかり感傷的な結末です。

また、出光興産の創始者、出光佐三をモデルとした小説『海賊と呼ばれた男』は映画にもなり記憶に新しいところです。多くの書籍で出光佐三の人物や功績を知ることができますが、第49回「日本人にかえれ 出航の地・宗像から世界へ」では、特に佐三と宗像との関係を中心に紹介しています。

 

遺跡・遺物

  • 卑弥呼(第41回)

世界遺産登録活動が真っ盛りの平成23年度に行われた大島御嶽山遺跡の調査では、大島でも沖ノ島祭祀と同様な祭祀が行われていたことが証明され、世界遺産登録に大きく貢献しました。第1回「独自の祭祀を形成 大島御嶽山遺跡」では、この調査成果を紹介しました。

また、外国の遺跡を紹介したこともあります。姉妹都市である韓国金海市との交流の一環として、海の道むなかた館で開催した大成洞古墳群のパネル展示にあわせ、第57回「王陵の丘 大成洞古墳群」では、金官加耶国の王墓である大成洞古墳群を紹介しました。

このほか、最近は執筆スタッフに新修宗像市史の執筆陣が加わったことから、自然や民俗、近現代史では、アジア太平洋戦争時の戦争遺跡についても取り扱うことが増えました。第77回「大島に残る2カ所の砲台跡 勢力拡大と本土決戦準備」では、下関要塞の一部として重要な役割を担っていた大島の砲台跡を紹介しています。

なお、邪馬台国論争に関心のある人には、第40回「邪馬台国とムナカタ国」や第41回「邪馬台国論争入門」をお勧めします。

 

民俗・その他

  • 宗像石(第7回)

 第7回「世界新発見の鉱物 宗像石(ムナカタアイト)」は、当時、新発見の鉱物が宗像市の河東鉱山跡で発見されたというニュースを知り、関係者に取材し記事にしたものです。四国在住の鉱物愛好家が採集し、東京上野にある国立科学博物館に持ち込み、分析・研究の結果、世界で初めて発見された鉱物であることが分かりました。宗像石には発見者名ではなく自治体名が冠されたのには「ある事情」があったそうですが、詳しくは本編を読んでみてください。

また、宗像を特徴付ける海女文化についても何度か取り上げています。日本海沿岸部の海女の発祥地といわれていますが、対岸の大島でも海女漁は盛んでした。第16回「日本海沿岸海女発祥の地 鐘崎の海女」と第31回「アワビなどを求めてアマアルキ 大島の海女」に詳しく書かれています。

このほか、第83回「宗像市の幼児教育の沿革」は、市民に身近で興味深い内容です。子育て世代や市内の保育園・幼稚園を卒園された人は、その施設のルーツに関心を持つのではないでしょうか。

執筆スタッフから

宗像市は、海・山・川・島がコンパクトにまとまり、海を介して東アジア世界に面するという恵まれた地理的・歴史的環境にあることから、時間旅行ムナカタの題材に不自由することはありません。これからも新鮮な視点で郷土史をひもとき、良き未来のためにどんどん過去を振り返っていきます。今回はごく一部の紹介ですが、ぜひバックナンバーを読んでみてください。

  • バックナンバーは、下記関連リンク「時間旅行ムナカタバックナンバー」で確認可

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このページに関する問い合わせ先

教育部 世界遺産課
場所:海の道むなかた館
電話番号:0940-62-2600
ファクス番号:0940-62-2601