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時間旅行ムナカタ第65回「盛大な四十四賀行事」

更新日:2021年7月29日

宗像地方には、ガイワイ(賀祝い)という習慣があります。1歳の誕生日をタンジョウガ、88歳の米寿を祝うハチジュウハチガなどと呼び、それぞれの年齢になった人を家族や地域で祝ってきました。

 

数え年の44歳は、四十四賀としてとくに盛大に実施されます。桜が満開の4月3日、民俗調査の一環として、四十四賀の行事に同行しました。

玄海小学校区のグループ総勢24人は、背中に「44」の数字と桜がデザインされたそろいのハッピを着用し、津加計志(つかけし)神社、辻八幡宮、宗像大社を参拝。その後、地域の人が待つ地元の公民館を10カ所訪問しました。ここで盛大な餅まきをはじめ、お菓子配りや振る舞い酒などをし、次の公民館へ移動します。これは、厄年に厄を周りの人に分けて持ってもらう習慣といわれています。また、育ててくれた地域の人に恩返しの気持ちもあるとのことです。

一方、鐘崎の織幡(おりはた)宮を出発した玄海東小学校区のグループは、ハッピのほかに女性は着物、男性はえとにちなむウシやトラの着ぐるみなどの仮装で参加しました。道中あちこちで輪になって踊りを披露し、あわせて餅まき、お菓子配り、振る舞い酒をするのは同じです。途中で岬コミセンや母校に立ち寄り、夕方に道の駅むなかたに到着しました。玄海小学校区のグループと合流して、全員で総踊りと、何ともにぎやかで楽しい一日でした。

(市史編さん事務局・牛嶋英俊)

  • 餅まきで地域の人に恩返しの画像
  • みんな輪になって楽しく踊りますの画像

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